ミニ展示「学生に読んでほしい 教員おすすめ本」
各教員の方々が、推薦文を添えて選書してくれた図書です。
夏期休業期間は長期貸し出しもできます。
お気に入りの一冊を見つけて、ぜひこの機会に借りてみてください。
(下記推薦図書のうち、図書館所蔵のないものは購入する予定です。いましばらくお待ちください)
                2014/7/19(9/4改定)
推薦者 推薦図書     推薦文
所属 カナ 教員名 タイトル 著者 出版社 請求記号 資料ID
薬学科 学長
森本雍憲先生
宇宙は何でできているのか : 素粒子物理学で解く宇宙の謎 村山斉 幻冬舎 429.6//Mu62 4.2E+09 今からもう60年以上も昔の話になりますが、夜空を見上げて、光り輝く星のその美しさと、火星などには奇妙な姿の火星人が住んでいるなどと思い描き、何時の日かロケット技術の進歩で行けるかもしれないと考えていました。真空の世界についての実感など全く無く、無というものを漠然と信じていましたが、今日の広大な宇宙の誕生、さらにはその活動をも説明する法則の詳細を研究する宇宙物理学と、微細の世界で成り立つ法則を研究する素粒子物理学が、根っこのところで結びついていることが認められてきているとは、門外漢にとっては只々驚嘆するのみであります。
これらの新しい研究成果を、『宇宙は何でできているのか-素粒子物理学で解く宇宙の謎-』の中では、専門外の人に可能な限り平易に(数式等を用いていないのが素晴らしい)説明し、物理学の進歩を指し示しながらも、今なお限りなく存在する課題を指摘しつつ、これからの宇宙の運命、地球誕生の秘話を書き記しており、多少とも星空の生成に興味(「自分たちの暮らす宇宙」のことを知りたいという気持ち)を持っている人にとっては、本書は格好の入門書であり、さらなる興味の膨潤へ向けて、大いに参考になること請け合いであります。


宇宙は無数にあるのか 佐藤勝彦 集英社 443.9//Sa85 4201404690 興味が拡大したところで、『宇宙は無数にあるのか』をお奨めします。先の本にも出てきます、「ビッグバン」に至る過程を説明する考えの一つに「インフレーション理論」があり、その提唱者の一人が日本人の著者、佐藤勝彦氏であります。宇宙に関するお話ですから、多くの専門用語が2冊の本で共通していますが、縦糸と横糸のように絡み合っており、読み合わせると定性的な理解が深まるものと思います。この本で特に興味が高まったのは、地球に生命が誕生し存在することに、地球を取り巻く宇宙環境(例えば、今の重力が僅かでも強かったとしたら人類は生まれていない?)が最適な状態にあるという指摘です。

光と物質のふしぎな理論 : 私の量子電磁力学 R.P.ファインマン [著] ; 釜江常好, 大貫昌子訳|| 岩波書店 421.3//F23 4200706067 先に示した2冊は、物理学の最新の専門的な進歩を、かなり平易に述べたものですが、R.P.ファインマンが著わした『光と物質のふしぎな理論-私の量子電磁力学-』は、ノーベル賞受賞者である著者が、自分の専門分野である量子電磁力学を、かなりの努力をして、物理学が全然わからない一般知識人に、量子(粒子と波の性質を有するもの)ということを解説したものであり、優れた研究者の熱意が感じられる記録です。こちらを先に読む方がBetterでしょうか?

推薦者
(以下、氏名五十音順)
推薦図書     推薦文
所属 カナ 教員名 タイトル 著者 出版社 請求記号 資料ID
現代政策学部 飯塚智規先生 震災復興における被災地のガバナンス : 被災自治体の復興課題と取り組み 飯塚智規 芦書房 整理済369.31//I28 5201427621 震災からの復興のためには、地元行政や被災者、ボランティアやNPO、国や近隣自治体などの様々なステークホルダーが政策に係わる必要がある。本書から彼らの様々な活動を理解してもらいたい。
来るべき民主主義 : 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題 國分功一郎 幻冬舎 受入済 4201406204 議会制民主主義には、行政権に係わる仕組みがない!本書は、筆者が係わった地元の住民活動や道路問題を通して、民主主義と行政の仕組みの今日的問題を明らかにしている。
大学生のためのレポート・論文術 小笠原喜康 講談社 816.5//O22//于 4.2E+09 大学生、そして社会人のとって必須の能力の一つとして、文書作成がある。本書はレポート論文を書くための、お作法から始まり、執筆手順や資料収集方法も網羅されている。
化学科 石川満先生 アメリカからの「宣戦布告」
(GHQ焚書図書開封 ; 9).
西尾幹二 徳間書店     日本は1941年に米国と戦争を始めて45年に敗北した。なぜ、日本(米国)は米国(日本)と戦争したのか。当時の日本の立場を著した書籍は米国の政策によって、終戦直後、日本国民の目から封印されてしまった。本書を含めた1〜9巻には、日米開戦に至るまでの経緯を含む戦前の日本の国際的立場が克明に記されている。今日の米国の対日外交、TPP交渉など、における時代を越えた対日政策の根幹を理解するためにも本書(第9巻)は極めて有用である。
フーリエの冒険 トランスナショナルカレッジオブレックス編 言語交流研究所ヒッポファミリークラブ     本学生も含め、数学を使う立場の理工系なのに数学の学習に抵抗感を抱いている学生は少なくないでしょう。その原因のひとつは、一般に数学書の記述が無味乾燥なことが挙げられます。無味乾燥とは「定義あるいは公理→定理の証明→例題→演習問題という流れであり、“なぜそのような考え方や方法が必要か”や”何がありがたいのか”といった十分な説明がないことを指します。本書は無味乾燥とは一味違う数学書なので、化学・薬学生に一読を薦めます。
化学科 宇和田貴之先生 スパイス、爆薬、医薬品 : 世界史を変えた17の化学物質 ペニー・ルクーター, ジェイ・バーレサン著 ; 小林力訳 中央公論新社 430.2//L46 5.2E+09 人類の歴史の各段階、例えば大航海時代、産業革命、帝国主義のそれぞれにおいて大きな役割を果たした"分子"をその構造式とともに解説している。歴史を化学の視点から見つめなおした良書である。同時に、天然物由来の分子の"発見"から需要が生まれ、その結果として天然物と全く同じか改良した分子を人類が合成することに成功した例の紹介にもなっており、化学史の観点からも示唆に富んでいる。

大東亞科學綺譚 荒俣宏著 筑摩書房 402.8//A64 5200739023 つい数十年前まで、科学はプロジェクトで行うものではなく、もっと個人的な営みであった。それゆえ研究者の個性を直接反映するものであった。本書ではそんな時代の日本の科学者として、アジア初のロボットを作った西村真琴、星新一の父で星製薬創立者の星一、不良華族にして鳥類学者・蜂須賀正氏などを紹介している。彼らの生き様に科学に魅せられたものに通底する爽やかさを感じとることだろう。

中谷宇吉郎著 岩波書店 451.66//N44 0095038413 ファーブル『昆虫記』、ファラデー『ロウソクの科学』と並ぶ科学読物が、この中谷宇吉郎『雪』である。著者の天然雪の観察に始まる雪に関する研究を紹介した内容となっているが、興味を惹くのは研究そのものよりも、これを例に紹介される科学研究の「方法論」。テーマ選びから問題設定、実験、データのまとめ方、考察まで、一流の研究者がいかにして研究を進めるかを丁寧に見せてくれている。研究職に興味がある学生に推薦したい。
推薦者
(氏名五十音順)
推薦図書     推薦文
所属 カナ 教員名 タイトル 著者 出版社 請求記号 資料ID
経済学部   勝浦信幸先生 20歳のときに知っておきたかったこと
(スタンフォード大学集中講義;[1]) 
ティナ・シーリグ著 ; 高遠裕子訳 阪急コミュニケーションズ     本書は、スタンフォード大学での起業家育成のための講義をまとめたものですが、自分の脳を開放して、発見力、発想力、創造力を高めるヒント、そして人生を面白くするヒントがたくさん詰まっています。内容もわかりやすくてどんどん読み進めます。もしかしたら、学生の皆さんの人生を変えるかもしれません。ぜひ、読んでみてください。
  無名戦士たちの行政改革 : WHY NOTの風 村尾信尚監修 ; 澤昭裕編  関西学院大学出版会     本書は、自治体の長をはじめとした行政内部からの改革はもとより、市民からの行政改革、メディアからの行政改革の実践についても、それぞれの立場から書かれています。公務員を目指す学生だけでなく、将来、地域の一市民となる学生にも、ぜひ一読をお勧めします。監修は、NEWS ZEROのメインキャスター村尾さんです。ちなみに、私も3章を書かせていただいています。
経済学部 神崎直美先生 太郎物語 ; 大学編 曽野綾子 新潮社 913.6//So44 4201404781 長いようであっという間の大学生活。実り豊かな日々となるか否かは、皆さん次第です。主人公の太郎君は一年生。学び、遊び、考え、時には悩みながら、生き生きと日々を過ごしています。皆さんはどのような毎日を過ごしていますか。同世代の太郎君の日常だからこそ、大学生活をいかに過ごすべきかの示唆が得られる一書と思います。
美しく愛 (かな) しき日本 : 歌集 岡野弘彦 角川書店 911.168//O45 5201424844 日本人が古代から連綿と継承してきた短歌は、人々の心を紡いだものです。文語短歌ならではの調べの美しさと濃密さを味わいつつ、昭和の戦争と敗戦、および東日本大震災に対する著者の思いに添いながら、学生の皆さんが未来に向けていかに生きてゆくべきか、考えてみるきっかけになることと存じます。

明治人の力量 佐々木隆 講談社 210.08//N71//21 5200940632 世界を帝国主義の嵐が吹き荒れていた明治時代は、日本が欧米諸国に肩を並べてゆくために、不羈独立した国家を形成すべく、先人たちの壮絶な努力がありました。
その様子を徹底した実証主義で明らかにした著作です。当時の日本が直面していた真の事実を世界の動向と共に知り、皆さんの歴史認識の糧にしてほしいです。


経済学部 小林孝雄先生 地球環境報告 ; [1] 2 石弘之 岩波書店 519//I71//1〜2 0089026553
4200604086
ジャーナリストとして世界の各国、各地域の環境の変化を見てきた著者が、地球上の環境変化に起因する様々な問題を、幅広い視点からわかりやすく解説した本です。

市民科学者として生きる  高木仁三郎 岩波書店 289.1//Ta29 4201404601 大学や政府系の研究機関、あるいは原子力利用を推し進める側の企業と対峙する立場から、原発や放射性物質の危険性を世界に訴え続けた核化学者の、自伝的な著作です。将来を嘱望されながら、あえて体制側を飛び出して、市民科学者としての立場を貫いた生き方に、感銘を受けます。
有害化学物質の話 : 農薬からプラスチックまで 井田徹治 PHP研究所 498.4//I18 4201404703 共同通信社の記者として、世界の各地を取材して回った著者は、現在世界中で起こっている様々な環境問題を広くかつ深く掘り下げ、丁寧な取材を重ね、読者にわかりやすい表現で伝えてくれます。その中の一冊で、昨年公刊された本です。

推薦者
(氏名五十音順)
推薦図書     推薦文
所属 カナ 教員名 タイトル 著者 出版社 請求記号 資料ID
経済学部 小山真理子先生 青が散る 宮本輝 文藝春秋 913.6//Mi77 0084085554 新設大学のテニス部員たちを主人公とした、「定番中の定番」ともいえる青春小説。若さの持つ喜びや悲しみ、輝きや苦渋などが、今まさに学生生活を謳歌する皆さんの胸にストレートに響くと思います。大学時代の今読まなくていつ読むの?という一冊です!
日本人なら知っておきたい日本文学 : ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典 蛇蔵, 海野凪子著 幻冬舎 受入済 4201406179 累計140万部突破のベストセラー『日本人の知らない日本語』著者による教養コミックです。紫式部・清少納言・藤原道長・吉田兼好…。「名前だけ知っている」あの人がどんな人なのか、外国人に聞かれて答えられますか?読めば古典が好きになります!

ゼロから始める都市型狩猟採集生活 坂口恭平 太田出版 整理済368.2//Sa28 5201427632 〈都市の幸〉で暮らす―。『0円ハウス』『隅田川のエジソン』で話題の、自称『建てない建築家」坂口氏による、目からウロコの都市生活方法論!高い解析度を持った目で都市生活を見つめ直すことで、自分の何気ない日常を改めて振り返ることができるでしょう。
数学科 小木曽岳義先生 「大発見」の思考法 : iPS細胞vs.素粒子 山中伸弥, 益川敏英著 文藝春秋 404//Y34 5201245869 この本は、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生が、2012年にノーベル生理医学賞を受賞した山中伸弥先生に次々と鋭い質問をしていく形で、展開して行く、対話型の形式でまとめられている本である。この本の中で、特に面白かったのが、セレンビリティーについての議論と、失敗談である。(ちなみに、この本の出版は2011年で、この時、山中先生はまだ受賞をしていません。)

経営学部 佐竹博先生 日本のもの造り哲学 藤本隆宏 日本経済新聞社 発注中   技術で勝ってビジネスで負ける。日本の家電産業にみられる現状である。日本のもの造り産業が生産技術に代表されるように営々現場を鍛え上げてきたが、その割りに利益が出ていない。強い工場、強い本社というあるべき姿を詳説している。日本の産業論を理解する一助となる書籍です。
薬学科 関俊暢先生 われ思うゆえに思考実験あり : 最新科学理論がもたらす究極の知的冒険 橋元淳一郎著 早川書房 404//H38 9200003609 アインシュタインの相対性理論の入門本を読んだことがある方なら、光速に限りなく近い速度で走行する列車に乗って、様々な実験を試みる記述は、馴染みのものと思います。思考実験は、極限的な状況を想定し、自身が持つ科学の原理を頼りに結果を予測する、科学的思考に関するトレーニングです。何といっても、思考実験は只ですから、皆さん思考実験で科学者としてステップアップを!!

語学教育センター 高橋久美先生 イリアス(上・下) ホメロス著、松平千秋訳 岩波書店 991//H83//1-2 0093001073
0093001062 
ホメロス作とされる『イリアス』は、『オデュッセイア』とならび、西欧文明の最古の古典文学です。国籍を問わず、西洋の人々の想像力のベースに入っています。トロイア戦争(古代ギリシア)末期、有名なアキレウスが主人公の一人です。

オデュッセイア(上・下) ホメロス著、松平千秋訳 岩波書店 991//H83//1 0095040725 『イリアス』の続編ですが、雰囲気がガラッと変わり、智将オデュッセウスの帰国までの10年間の冒険譚です。宮崎駿『風の谷のナウシカ』のヒロインの名は、『オデュッセイア』に登場するナウシカア姫に由来しています。
神曲〔完全版〕 ダンテ著、平川裕弘訳 河出書房新社 整理済
971//D39
5201427643 13〜14世紀イタリア詩人ダンテの傑作。フィレンツェの政争や、キリスト教の考え方など、私たちには分かりにくい部分もありますが、地獄へと下っていく主人公につき従っていけば、目の前にくり広げられる光景は圧巻です。
語学教育センター 高嶺エヴァ先生 外国語上達法 千野栄一 岩波書店 受入済 4201406191 千野栄一さんは東京外語大学で教授・和光大学で学長を務められた方で、語学の達人と言われた方です。30年ほど前に書かれた本ですが、語学習得のやる気にさせ、エッセイのような読み物としても面白い本です。
薬学科   谷覺先生 人と薬の羅針盤 吉岡ゆうこ, ネオフィスト研究所編著 じほう     薬の歴史が古代からキリスト教が始まるまでの期間、まとめてある。豊富な写真が理解を助けてくれる。
推薦者
(氏名五十音順)
推薦図書     推薦文
所属 カナ 教員名 タイトル 著者 出版社 請求記号 資料ID
経済学部 玉城逸彦先生 パンダをいくらで買いますか? : ストーリーで学ぶファイナンスの基礎知識 野口真人著 日経BP社 336.8//N93//玉城 5201418458
5201345542
パンダをいくらで買うか? この問いに答えるのがファイナンス理論です。この本は、パンダの値段や会社の値段をどのように評価するかを分かりやすく解説した入門書です。証券・金融業や不動産業をめざす学生にはぜひ読んでほしいと思います。

経済学部 場勝義雄先生 ニュースがわかる
しくみがわかる
(池上彰のやさしい経済学 ; 1, 2)
池上彰著 ; テレビ東京報道局編|| 日本経済新聞社 整理済
331//I33//1〜2
5201427665
5201427676
著者がかつて京都の芸術系大学で行った集中講義「経済学」(14回シリーズ)がもとになっている(TV番組でも放映されました)。その内容は「金は天下の回り物」にはじまり、経済学の祖と言われるアダム・スミスやケインズの考え方などの紹介、「政府か日銀か」と題する財政政策や金融政策のこと、円高と産業空洞化、年金や消費税の問題、リーマンショック、戦後日本経済史などわかりやすく解説していますので気軽に読める本だと思います。(1,2年生向け)
経済は感情で動く マッテオ・モッテルリーニ著、泉典子訳 紀伊国屋書店 331//Mo95 4.2E+09 経済学に心理学を融合したことで2002年ノーベル経済学賞を受賞したのはダニエル・カーネマンでありその後「行動経済学」として知られるようになった。この書を読めば、経済学って、こんなに人間的で面白い学問だったのか。経済の主体であるところの人間の行動、その判断と選択に心理学の視点から光を当てる。そこに見えてきたのは、合理性とは似つかない「人間的な、あまりに人間的な」一面。クイズ形式で楽しい本です。(2,3年生向き)
アメリカは日本経済の復活を知っている 浜田宏一 講談社 整理済
332.107//H22
5201427654 東京大学での教え子、元日本銀行総裁・白川方明への糾弾の書でもある。20年もの間デフレに苦しむ日本の不況は、ほぼすべてが日銀の金融政策に由来すると著者は述べる。アダム・スミス以来、200年間経済界の泰斗たちが営々と築き上げてきた理論を無視するものであるという。ここで解説する理論は、著者一人だけが主張するものではなく、ほとんど世界中の経済学者が納得して信じ、アメリカ、そして世界中の中央銀行が実際に実行しているものであるという事が分かるのではないだろうか。(3,4年生向き)
医療栄養学科 真野博先生
松本明世先生
地域食材大百科; 第1巻 - 第14巻 農文協編 農山漁村文化協会 596//N97//1〜14 5201022611、ほか 「川越いも」と呼ばれる「紅赤(サツマイモ)」や「下仁田ネギ」など、日本各地の伝統的な食材が紹介されています。自分が生まれ育った地域や、今生活している地域のおもしろい食材を探してみよう!
現代政策学部 真殿仁美先生 あなたは、あなたでいい : 焦らない、比べない  川村妙慶著、高村あゆみ絵 PHP研究所 発注中   辛いとき、しんどいとき、または心のバランスを崩しそうになったとき、本書を手にとって読んでみてください。
よくわかる慰安婦問題 西岡力 草思社 発注中   きわめて丁寧に検証し、知らなかった事実を発信している書籍です。ぜひ読んでみてください。
世界名言集 岩波文庫編集部編 岩波書店 発注中   言葉の持つ深さを味わうことができる書籍です。この名言集を通して、多くの言葉に出会ってください。
世界はなぜ社会保障制度を創ったのか : 主要9カ国の比較研究 田多英範 ミネルヴァ書房 発注中   「社会保障制度とは何か」という根本的な課題を解き明かしたくなったらぜひ、この書籍を読んでください。
2030年超高齢未来 破綻を防ぐ10のプラン 東大ジェロントロジーコンソーシアム 東洋経済新報社 367.7//To46 5.2E+09 超高齢社会をどのように受けとめ、考えるべきかを指し示す良書です。読後は“高齢”の概念ががらりとかわるでしょう。
「昔はよかった」と言うけれど : 戦前のマナー・モラルから考える  大倉幸宏 新評論 発注中   時代をさかのぼって、戦前のモラルやマナーについて知りたい人はぜひ、読んでください。一読の価値ありです。
推薦者
(氏名五十音順)
推薦図書     推薦文
所属 カナ 教員名 タイトル 著者 出版社 請求記号 資料ID
現代政策学部 森田昌幸先生 神戸事件 内山正熊 中央公論社 品切れ   明治政府の欧米に対する土下座外交批判、当時の岡山藩士を無実の罪で切腹させた弱腰外交、今の日本政府の対米追従外交と似ている。参考になる。
スモールイズビューティフル E.F.シューマッハー 講談社 331.04//Sc8 5.2E+09 著者はドイツ人でありながら、イギリス石炭庁のトップになり、地球資源の限界を予告した。「ローマクラブ」の提言のもと、ノーベル経済学賞にあがったが、心臓まひで急死した。
自由と規律 池田潔 岩波書店 372.33//I32(赤松文庫) 1.01E+09 イギリスの高校、大学で学んだ著者が日本の若者てに書いた警告書。日本人は、自由は求めるが責任は取らないケースが多い。自由には厳しい規律が必要と説く。

経営学部 持丸邦子先生 マルコポーロ東方見聞録 月村辰雄、久保田勝一訳 岩波書店 292.09//P77 5.2E+09 有名な書物を実際に読むことは案外ないと思いますが、読んでみると、たくさんの面白い発見があります。日本には来たことがなかったけれど、日本を”ジパング”として紹介している箇所、また、たくさんの中国の地名が出てきて、現在の姿と比べるのも面白いです。食習慣、偶像崇拝の有無に関心が深かったことも読み取れます。

「悪意の情報」を見破る方法 シェリー・シーサラー 飛鳥新社 404//Se15 5.2E+09 著者はカリフォルニア大学サンディエゴ校で科学の研究成果を一般人に説明する手法を科学の専門家に教えています。日本語訳の発行は2012年8月。ちょうど原発事故によって科学に対する正しい見方を求めている時に発行されました。その後、STAP論文や薬の臨床実験で不正が明らかになり、ますます、科学への正しい見方が問われる時代に読んでおくと役に立つ本です。
プロメテウスの罠 検証!福島原発事故の真実 朝日新聞特別報道部 学研パブリッシング 543.5//A82//2 5.2E+09 東日本大震災から3年が過ぎましたが、被災地の復興は地域によって、その進度に格差があり、復興の進んでいる所の報道にばかり触れていると実感が伝わらなくなってしまいます。特に原発事故については、事実上、事故は収束していないのにも関わらず、真相が見えません。この本は、朝日新聞での連載記事を最初から編集少し加筆したものを順次、単行本にまとめていっているもので現在も新聞の連載は続いています。過去の真相から直近の状況までをまとめて知ることができます。

現代政策学部 柳澤智美先生 インフェルノ 上・下 ダン・ブラウン KADOKAWA 933.7//B77//1-2 5201358924  5201358935 ストーリーも楽しいのですが、何よりも、人口問題はこんなにも人の心を悩ますのかと考えさせられました。人の選択や善意の否定の難しさを知ることが出来ます。

楊家将 上, 下 北方謙三 PHP研究所 未発注   この本を読むと本当に楊業という1人の生き方がステキで史実とはかなり違って素晴らしいとしか言えませんでした。あこがれてしまいます。こんな生き方が出来たらと考えてしまいます。
政策学入門 真山達志ほか 法律文化社 301//N72//庭田 5.2E+09 今年、教科書にしようと考えたが値段が少し高く、学生に買わせるには厳しいかと思い見送りましたが、内容もわかりやすくまとまり、読むたびに新しいことを考えさせられる本です。
推薦者
(氏名五十音順)
推薦図書     推薦文
所属 カナ 教員名 タイトル 著者 出版社 請求記号 資料ID
経営学部 吉田博行先生 わしの眼は十年先が見える : 大原孫三郎の生涯 城山三郎 新潮社 913.6//Sh89//吉田(博) 4201103903、ほか 岡山県倉敷の大原孫三郎と石井十次とのつながり。経営を学ぶ人に読んでほしい文献です。
夜と霧-ドイツ強制収容所の体験記録- (フランクル著作集 ; 1) V.E.フランクル[著] ; 霜山徳爾訳 みすず書房 140.08//F44//1 0081121095 この本には、さまざまな問題が山積みしています。とても売れている文献。これは読まなくてはいけないと思います。
仕事が人をつくる 小関智弘 岩波書店 366.29//Ko83 4201404612 町工場の工員をしながら本を書く人の本。仕事が人をつくる。とても珍しいタイプの著者。薦めます。
化学科 横山文郎先生 二重らせん : DNAの構造を発見した科学者の記録
(ブルーバックス ; B-1792).
ジェームズ・D・ワトソン 講談社 408//B59//1792 5.2E+09 DNAの二重らせん構造は、20世紀最大の研究成果の1つであり、今話題のiPS細胞、STAP細胞の研究もその延長上にあります。本書は、若い平凡な研究者のワトソン、クリックがどのようにして二重らせん構造にたどり着いたかの研究者本人が書いた物語であり、若い研究者に夢を与える本です。
城西大学水田記念図書館